傷害罪で勾留請求却下を獲得し示談を成立させ不起訴になった事例
解決事例の要点
ご依頼前の状況
突然、息子が傷害の容疑で逮捕されたしまったとお父様より相談があったため、そのままお父様よりご依頼をいただき、その日のうちに息子様との接見に向かいました。
ご依頼の結果
検察官の勾留請求が却下され、早期に身柄が解放された後、被害者である女性との示談が成立し、不起訴処分が確定しました。
解決のポイント
息子様は会社員であったため、早期の釈放を目指して、迅速な弁護活動を行いました。
まず、お父様より相談があったその日のうちに、息子様と接見をし、息子様の認識や本件の事実関係を把握しました。
その上で、息子様としては、事実関係を概ね認めており、早期の釈放を希望されておりましたので、早期の釈放を実現するために必要な事実関係や資料を揃えた上で、息子様が早期に釈放されるべきである旨を記載した意見書や資料を検察官や裁判所に提出しました。
また、意見書だけでは伝わりにくいと考えられる点については、裁判官に直接話を聞いてもらい、本件については勾留請求が却下されるべきである旨を丁寧に説明しました。
その結果、裁判所は、検察官の勾留請求を却下し、早期の釈放を実現することができました。
この点、勾留決定が下されるまでは、国選弁護人が付かないため、早期の身柄解放を実現するためには、できるだけ早い段階で私選弁護人を選任し、身柄解放に向けた活動を実施していく必要があるところ、本件においては、息子様が逮捕されて直ぐお父様より相談があり、身元引受書の作成等、ご家族の方々にも迅速なサポートをいただいたことにより、早期の身柄解放を実現することができたと思います。
また、その後に女性との示談が成立し、本件の不起訴処分が確定しました。